久しぶりの舗装工事
投稿日:2021.11.22先週の17日と18の二日間で、久しぶりの「自社」による舗装工事を行ってきました。
川崎市発注の舗装工事も入札参加しているものの
施工自体は、協力関係にある舗装専門業者にほぼお願いし
弊社としては、施工管理をする事は有っても、施工自体をする事は滅多に無かったりするんです。
もっとも、規模にもよりますし、小規模であれば自社で施工までするのですけどね。
今回は、協力業者さんから受注した「自由勾配側溝」の工事に伴う舗装工事で
規模的にも200㎡強と、舗装の協力会社に依頼するにはちょっと規模が少な過ぎる・・・
そんな訳で、久しぶりに自社で舗装工事を行ってまいりました。
現場条件としては、道幅も狭く、近接する民家の塀が有ったりと、決して施工しやすい条件では有りません。
周りの民家に気を付ける事と、今回請け負った工事のメインである
両脇に作った側溝を汚したり壊したりしないように慎重に工事を進めます。
まずは、既設の舗装を重機で砕きながらダンプに積み込んで
この白いダンプは「代車」なのですが、この大きさで何と「4t」積み!
都内などの狭い住宅街などでの施工を考えて作られているのだとか、良い物が出ているんですね。
そして施工は続きます、舗装をはぎ取って全て搬出完了した後は
新しく舗装をする為に、専門用語では「不陸整正」と呼ばれる
両側に新しく設置した側溝の高さに合わせて、砕石(砂利ですね)を敷均して
4tのローラーで締め固めて平らにします。
これも、ただ平らにするだけでは無くて、道路のセンターを、両端から2パーセント高く作ります。
普段何気なく走っている道路も、基本的にセンターラインから道路の端に向けてこのように勾配が付いています。
こうする事で、雨が降った時に両端の側溝に雨が流れて、路面に水か溜まるのを防いでいるんですよ!
この狭い道路でも、実はこんなに手間が掛かっています。
そして設計通りに路盤が出来たあとは、乳剤と呼ばれる
アスファルトと舗装を密着させる「接着剤」のような物を、スプレイヤーと言う噴霧器の様なもので路面に撒きます。
これも実は、噴霧する「量」が決まっておりまして、規定量に従って均一に撒きます。
この乳剤は、構造物や自動車などに付着すると、大変な事になりますので、今回は青いシートで養生してます。
色々と手間が掛かるんですよ、実は。
乳剤を巻き終えた後は、乳剤が靴や、この後道路に入れる重機に付着しない様に砂を撒き
アスファルトを平らに均す「アスファルトフィニッシャー」と言う機械を道路に入れます
ちなみに、この重機は舗装業者さんにオペレーターと一緒に頼んでいます。
そしていよいよ舗装工事開始となります!
作業途中はこんな感じで、アスファルトを敷均して転圧して仕上げて行くんですが
敷均す時のアスファルトの温度管理や、細かい仕上げに気を付けながらの作業となります。
この季節はまだ楽な方ですが、アスファルトはこの状態でも150℃近い熱さですので
真夏の作業は本当に大変で、熱中症の対策は必須の作業ですね。
今の季節でも、汗だくになりますし。
今回は約2年ぶりに現場に応援に行きまして、4tのローラーに乗りながら撮影したりしましたが
ちょっと現場から離れている間に、うちのスタッフがこれほど腕を上げているとは!
手前味噌ですが、下手な舗装専門業者よりもよっぽど上手に舗装をこなしておりましたよ。
仕上がりはこんな感じです!
画像だと分かりにくいかも知れませんが、平らなのは当たり前としても
気になる表面の粗さも無く、側溝との継ぎ目の部分もしっかり潰してありますし
道路のマンホールなどとの段差も無く、本当に綺麗に出来上がりました!
年に数回しか舗装工事は施工しないにもかかわらず、ここまで進化しているとは・・・
久しぶりに現場に出て、スタッフの進化に驚くと共に、本当に頼もしい限りだと感じましたね。
簡単に見えても奥が深い土木関係の工事。
極めようとすれば面白いものですよ!
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